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坑琉醍鋤の霊言日記

21歳無職童貞独身ぼっちコミュ障人見知り根暗の日記

成り下がり

ほんで、オレ、言うわけよ。

「ほーんええやん。頑張って来て下さいよ。」

オレの人生を語るには避けては通れない時期がある。

それが14の夏。

当時オレ野球部に所属してた。

もちろん幽霊部員ね。

中1の夏には遊ぶのが忙しくて部活なんて行かなかったね。

で、当然、部の肛門の先生に、こう言われるわけ。

「お前の噂は聞いてるぞ。期待の新人なんだ。どうだ来月から新人大会も始まるし頑張ってみないか?」って

ほんで、オレ、言うわけよ。

オレ「ほーんええやん。頑張って来て下さいよ。」

顧問「今のチームにはお前が必要なんだ。頼む。まだまだ実力不足なんだ。他の連中が育つまで少し力貸してくれないか?」

オレ、それ言われて、カチーンきて怒ったの。

オレ「ほんなら、尚更、そのチームで、試合出なきゃ意味ないでしょ。おう、オレが出れば勝てる。勝てるよ。でも、それ、意味ある?なによ、それってよ、センコーが恥かかない為やろ?」

そこから、顧問だんまりよ。

今思い返すと、偉そうやったが、オレは怒る時は怒る。

 

でも、ダサいから友達には言わんかった。

オレねそんとき、こう思ったわけ。

「ビッグになってやろう」

そんな事もあり、部活には、行かなくなったわけ。

それから?遊んだね。

夏休みなんかさ、トーキョー行ったりしてさ。

小学生の頃の夏なんか毎日川よ。川。

いやー、衝撃的やったね。

ツレと、小遣いかき集めてさ、電車乗るわけよ。

オレね、こんとき初めて電車乗ったの。

速かったね。

でも、ダサいから、友達には言わんかった。

オレねそんとき、こう思ったわけ。

「ビッグになってやろう」

 

気がつくといつの間にか高校を卒業していた。

ニート?おう、ええやん。悪くないやん。」

気がつくといつの間にか高校を卒業していた。

しかも進路を決めてないわけ。

え?おいおいオレ卒業しちゃったよ?これからオレどうすんの?ニート

まー、これが普通の人の考えだわな。

けど、オレ、その時こう思ってたわけ。

ニート?おう、ええやん。悪くないやん。やったろうやんけ、ニート。ビッグになったろうぜ。」

 

だけど、オレの場合、こう言う風に漠然となっていたわけ。

さてさて、どうやってビッグになってやろうか?

けど、正直、その時オレ、漠然としてた。

何、すれば良いんだ?

皆なにしてんだろ?

オレ世間から、取り残されてるんじゃ?

まー、これが普通の人の考えだわな。

だけど、オレの場合、こう言う風に、漠然となっていたわけ。

さてさて、どうやって、ビッグになってやろうか?

そればっかりよ、ほんと。

朝起きて、コーヒー飲むわな、煙草吹かして、そんときも、オレこう思うわけ。

「どうやってビッグになってやろう。」

で、オレって、朝飯食わないから、昼までこう思ってるわけ。

「どうやってビッグになってやろう。」

そしたら昼飯食うわけ。

お袋が、買っといてくれた袋麺。

それ作ってる間もこう思ってるわけ。

「どうやってビッグになってやろう。」

ヒルナンデス、観ながらそれ食うわけ。

毎日食ってたが、飽きない。

シンプル。

オーソドックス。

シンプル・オーソドックスを突き通す強い信念。

うん、真面目。

誠実、それ、一番よ。

オレ、そんときわかった。

今すぐビッグになる必要なんか無かったんだ。

真面目に、コツコツ働けば、それで良いんだ。

それが一番なんだ。

ビッグなんか後回し。

そう思ったわけ。

 

「ビッグは、なるもんちゃう!テメェの手で掴むもんや!ええやん。おもろいやん。やったろやんけ。夢、買ったろやんけ!!」 

そこからは真面目に就活したね。

先ず地元の職安行って求人検索するわけ。

田舎やね。

地元の求人が全然ないわけよ。

オレね、自動車免許持って無かったから、地元で働きたかったわけね。

仕方ないまずはバイト。

近所のスーパーのレジ打ちね。

楽だったね。

ピッピッピッピッってね。

半年くらいやったんかな。

金が貯まったの。

そして、免許、取り行くわけ。

「おう、ええやん。おもろいやん。免許、取ったろやんけ。」って。

なるべく早く取りたいから平日毎日行ったのよ。

ほんで3週間くらいかな?

全部一発でさ、免許取ったわけよ。

 広がったね、行動範囲。

それまで、チャリしか無いから、行ってもせいぜい自宅から半径3km。

けど、オレ、今、どこでも行けるやん!言うて

ツレと、コオンマ舐めてーつって初めて風俗なんか行ってさ、初めて女の体見たりしてよ。

使ったね、金。

パチンコも行った。

競馬もやった。

 調子こいて、キャバレーなんかも、行った。

もうすっからかんよ。

ガソリン、入れようと、財布開いたら、1000円もないわけ。

やべーじゃんオレ。

働かなきゃ。

さて車の免許取ったし、多少遠くてもいいや。

そいで入ったのが、家から1時間、更に田舎にある、鉄工所。

暑い。

休み少ない。

2交代。

昼間寝れん。

でも給料良かったね。

そしたらオレ、もっと遊ぶわけ。

結構長く勤めたけど、常に金がないわけ。

年末年始。

都会で、暮らしとる、大学生の友達も、地元に帰って来るわな。

でも、オレ、金ないから遊べないのね。

そんな時テレビのコマーシャルで目にしたのが年末ジャンボ。

ほーん、ええやん。

早速宝くじ売り場行くわけ。

オレ、賭け事沢山やって来たけど、唯一、宝くじ、これやった事なかったね。

売り場行ったら沢山種類があるわけよ。

「年末ジャンボ、10枚ください。」

これ言えんかった。

だってよ、ビッグ、って宝くじがあったから。

「ビッグは、なるもんちゃう!テメェの手で掴むもんや!ええやん。おもろいやん。やったろやんけ。夢、買ったろやんけ!!」

オレ、こう、言ってやったわけ。

「おばちゃん、ビッグ、1枚。」

結果、惨敗。

今週の、水曜日は、給料日。

はよ、こい。

そう思ったね。

 

T.YOKOTA

平成7年産。高校卒業後ニート

その後、正社員、アルバイト、派遣等々多方面で活躍中。